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為替レート表の見方と判断方法について



当サイトに掲載をしている為替レート表の見方と判断方法について解説をします。


マーケット情報TOPページには、下表のような為替レート表を掲載しています。




そのページに掲載をしている為替レート表は、刻々と動くリアルタイムデータではなく、前日の為替レートデータを表にして掲載をしています。


「なぜ、リアルタイムデータじゃないの?」


そのように思う人もいるかもしれませんが、リアルタイムデータは各FX業者のホームページで確認をすることが可能になっています。


つまり、リアルタイムデータではなく前日データを掲載している理由は、敢えて弊社がリアルタイムデータを提供するまでもないと判断をしたからです。


そして、もっと大切な理由があるのですが、それは前日の為替レートデータを使って判断すべきことがあるからという理由によるものです。


そのことを以下に説明をしていきます。


さて、表は上段と下段に分けてありますが、上段は外貨に対する日本円(JPY)の為替レートを表示しています。


そして、下段は外貨に対する米ドル(USD)の為替レートを表示しています。


たとえば、上段の表の一番上の通貨は「(USD/JPY) 米国ドル/円」の為替レートになりますが、前日の終値(最終取引価格)は1ドル=112.53円だったということになります。


そして、為替レートの右側に表示をしてある数字は前日比になります。


+0.51とは前々日と前日の終値を比較して、前日の終値のほうが0.51円高い値位置で取引を終えたということを示しています。


そして+0.46%とは、終値の値上がり率を示したものになります。


なお、前日比の数字が赤く表示されているものは上昇を示し、青く表示されているものは下落を示しています。


つまり、上段の表を見る限りでは、「(CHF/JPY) スイスフラン/円」だけが前日は下落をしたということになります。


このことから、外貨は日本円に対して軒並み強く推移をしていたにも関わらず、スイスフラン(CHF)だけが日本円よりも弱く推移をしていた


すなわち、前日の通貨のパワーバランス(強弱関係)は、スイスフランが最弱で、その次に弱かったのは日本円だったということが容易に把握をすることが可能になります。


それでは、米ドル(USD)に対しての外貨の為替推移はいかがだったのでしょうか?


それは下段の為替レート表を見れば把握できます。


たとえば、下段の表の一番上の通貨は、「(AUD/USD) 豪ドル/ドル」の為替レートになりますが、前日の終値(最終取引価格)は1豪ドル=0.7404米ドルだったということになります。


前日比は+0.0038ドルで、+0.52%の上昇率だったということになっています。


上段の日本円に対する外貨の前日比を見れば一目瞭然ですが、日本円に対して前日比で一番上昇率が高かった通貨は豪ドル(AUD)で+1.02%の上昇率でした。


すなわち、日本円よりも軒並み強かった外貨の中でも、豪ドルが一番強かったということは容易に把握をすることが可能ですね。


つまり、日本円に対して一番強かった豪ドルだからこそ、米ドルに対するレート変動率も強くなっていたことは当然の現象であることは、容易にご理解頂けることだと思います。


なお、下段の米ドルに対しての為替レート推移表の見方として、特に気を付けて頂きたいことがございます。


それは、「(USD/CAD) 米国ドル/カナダドル」と、「(USD/CHF) 米国ドル/フラン」の為替レートです。


この2つの通貨ペアに関しては、1米ドルに対しての為替レート表示になっています。


つまり、「(USD/CAD) 米国ドル/カナダドル」であれば1米ドル=1.3168カナダドル、「(USD/CHF) 米国ドル/フラン」であれば1米ドル=1.0022スイスフランということを示しています。


通貨ペア表記の原則として、左側の1通貨単位を、右側の通貨単位に換算して表現するという原則があるので、お間違えの無いようにしてください。


なお、当サイトのどのページを開いても、右側上部には下表のような為替レート表を表示するようにしてあります。




ただし、ここに表示している簡易表は、外貨に対する日本円(JPY)の為替レート表の表示だけで、なおかつ前日比の上昇下落率は割愛をした簡易表示となっています。


以上が、当サイトに掲載している為替レート表の見方と判断方法についての解説になります。


ぜひ、あなたのFXトレードにおいて、今後はこの為替レート表を有効的にご活用ください。


YWCトレードロジック事業部:若尾 裕二



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